タニタ健康プログラム導入企業様の声・成功事例

「健康プログラム」を全社の取り組みとし、健康経営をより推進させていきたい。

日の丸交通株式会社

安全本部 部長 生盛 知子さん

参加者の歩数増加や体重減少が確認でき、セルフマネジメントも少しずつできるようになったと感じています。

都内でタクシー・ハイヤーによる一般乗用旅客自動車運送業を展開する日の丸交通株式会社(以下、日の丸交通)では、定年まで健康に勤務して欲しいという願いと、安心安全なタクシーサービス提供という見地から、2015年に社員の健康をサポートする「メタボ社員ZEROプロジェクト」を始動。この一環として、2020年9月より「タニタ健康プログラム」を活用し、メタボ社員約400人を対象に「3%ダイエットチャレンジ」をスタート。歩数増加や体重減少などの効果が確認できたことから、全社員への展開に向けて準備をすすめています。
導入の目的
  • 安心安全なタクシーサービスの提供のためには乗務員の健康管理が必要不可欠。
  • 乗務員が定年まで健康で働き続けられるための環境整備。
導入前の課題
  • 社員の4人に1人がメタボリックシンドロームに該当。
  • 毎年2割近くの社員が生活習慣病などの健康上の問題で退職。
導入後の成果
  • 本社および全営業所(4カ所/世田谷、足立、猿江、Tokyo Bay)に通信機能を付加した体組成計(DC-13C)を計5台設置。同時に、タニタヘルスリンク(以下、THL)の歩数計アプリ(一部、活動量計)を使ってウェブ上で歩数を競い合う「ウオーキングラリー」を実施するなど、運動と計測習慣を身につける環境を整備。
  • 2021年2~3月に実施した「ウオーキングラリー」では、期間中の参加者の平均歩数が実施前に比べて1.5倍と大幅増加が見られた。
  • 2021年1月~3月の参加者の平均体重が0.9%減少。
■健康経営に取り組みはじめたきっかけ

タクシー業界は高齢者が最前線で活躍しており、安全運転はまずは健康から

毎年2割近くの社員が生活習慣病などの健康上の問題で退職に至っていました。過剰な脂質摂取による肥満や飲酒などに起因する高血圧や高血糖、さらには心筋梗塞や脳卒中など生活習慣病発症に至る負の連鎖を少しでも断ち切り、定年まで健康に勤務してもらうための取り組みが必要であると考えていました。

もともと弊社は「社員は会社の宝物」との理念を持ち、家族のように大切にする指針です。これに加え、国土交通省が乗務員の健康管理を重要なテーマとしていることもあって、健康経営に乗り出しました。

タクシー業界は高齢者が最前線で活躍しています。弊社でも3人に1人が高齢者で、平均は50代。高齢者と健康の問題について、意識を向けなければなりませんでした。なお、国土交通省によれば、全国の事業用自動車の事故について乗務員の健康状態に起因する件数は2013年と比べて5年で150%増となっており、安全運転はまずは健康からとも言えます。
■導入経緯

健康づくりに欠かせない運動は各自に任せていたため、会社では把握しきれていませんでした

弊社では、THLさんとの取り組み以前から、様々なテーマで健康の重要さを社員に訴えてきました。中でも生活習慣病の発症リスクを高めるとされるメタボリックシンドローム(以下、メタボ)予防のために糖質制限に注目し、「メタボ社員ZEROプロジェクト」と銘打った活動を全社的に取り組んできました。このように健康経営の取り組みを始めて5年が経っており、健康の重要性は徐々に浸透してきました。

一方で、メタボ予防には糖質の過度の摂取を避けることと運動をすることが大事だとわかっていても、なかなか行動にまでは移せません。特に運動については各自に任せていたこともあって、どれだけ習慣化できているか把握しきれませんでした。
■導入にあたって工夫したこと

自ら進んで運動に取り組み、楽しみながら続けられる「ウオーキングラリー」は大きな魅力でした

「タニタ健康プログラム」の導入にあたっては、「生活習慣病のバロメーターと言えるメタボに該当する社員を無くしたい」と考え、まずは、対象を腹囲85センチメートル以上、BMI25以上などメタボと判定された社員と希望者に絞り、本社と4つの営業所の計391人で行いました。目標としたのは1人1日6,000歩、期間合計25万5,000歩です。ただ歩くだけではなく、歩数を競い合うといったゲーム性の要素のある点が社員に好評で、多くの社員が目標歩数を達成することができました。

このプロジェクトの推進メンバーを各営業所に1人ずつ選出しました。スマホを含め計測機器を扱うことがあるため、そうしたことに抵抗のない20代の若手社員を選んでいます。推進メンバーには、参考図書に目を通すよう促すなど、健康経営への理解を深めてもらうための働きかけもしました。この他、歩数ランキング上位の社員への表彰を実施したり、社長がイベントを積極的に後押しし、2週間おきにベストウオーキングメンバーを発表したりしました。

歩数ランキングは、THLさんの健康管理ポータルサイト「からだカルテ」でリアルタイムに閲覧可能ですので、最新の情報がすぐに確認でき、とても盛り上がりました。1日6,000歩の目標を達成した127人にはクオカードを贈呈、これとは別に合計歩数が上位の19人には社長からウェアラブルウォッチが贈られました。
■導入のメリット

歩数増加や体重減少が確認でき、セルフマネジメントも少しずつできるようになったと感じています

「ウオーキングラリー」の成果は、イベント前後でデータ比較ができる参加者の平均体重をみると、0.9%の減少が見られました。平均歩数もイベント実施前に比べて1.5倍になっています。具体的には男性が4,283歩から6,138歩、女性が3,506歩から5,715歩と、いずれも大幅に上昇しました。健康づくりへの意識づけにもなったはずです。まだまだ改善の余地はありますが、セルフマネジメントも少しずつできるようになったと感じています。

「ウオーキングラリー」による健康効果

■今後の予定

健康経営をより推進させ、社員とその家族の笑顔を広げていきたいと思っています

「ウオーキングラリー」はとても評判が良かったので、近いうちにまた行いたいと思っています。歩くことは健康の土台を作ると言えますので、メタボと診断されている社員はもちろんのこと、その疑いのある社員をはじめ、できれば、全社員参加型のイベントとしたいですね。全社員で一丸となることに意味がありますので。

ただ、その際は、健康状態にまったく問題がなく普段から運動をよく行っている社員にどのように積極的な参加を促すかが課題と言えます。全社で体脂肪率何パーセント減という目標を作ったり、営業所ごとの競争にしたりと、みんなの興味を引き付けるような工夫が必要でしょう。「タニタ健康プログラム」は歩くことをメインにしているため、コロナ禍でも取り組みやすく、時代に即している面もあります。

冒頭で触れたように、弊社は高齢者が多い組織で、健康上の懸念点を挙げればいくらでも出てきます。今後もTHLさんにアドバイスを伺いながら、健康経営をより推進させ、社員とその家族の笑顔を広げていきたいと思っています。さらには「日の丸交通に入社したら健康になる」「元気になる」といった採用面での認知が広がるまでになれば理想的ですね。

取材・制作:HRプロ編集部
出典:HRプロ(https://www.hrpro.co.jp/series_detail.php?t_no=2531

社名 日の丸交通株式会社

事業内容

タクシー・ハイヤーによる一般乗用旅客自動車運送業
創業 1950年6月13日
設立 1991年8月15日 ※日の丸自動車株式会社のタクシー部門から分社独立 
従業員数

1,640名

URL https://hinomaru.tokyo/ 

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