レポート02: 試合前のコンディションづくり

世界大会で活躍するためのタイムマネジメント

海外遠征・トップアスリート
2019.10.30
堀越 理恵子 | 公認スポーツ栄養士・管理栄養士
私たちは世界で活躍する選手のコンディションサポートを行っていますが、特に難しいのが海外遠征の際の「タイムマネジメント」です。具体的には、「日本と現地の気候差やフライトにかかる時間」「時差などの影響をいかに抑えられるか」といった点です。
今回は、世界で活躍する競歩の岡田選手(ビックカメラ所属)が、常にベストコンディションで試合に臨めるよう、どのようなサポート(食事時間や栄養バランスの調整など)を行ったかについてご紹介します。

時差ボケを最小限に抑えるために

世界で活躍する選手のためのサポートはハイレベルです。
選手から予約したフライトの情報を聞き、フライト時間や機内食の内容をリサーチします。時差ボケを最小限にするために、現地での活動時間に合わせて機内食を食べる時間や食事内容のコントロールを提案します。時差ボケ対策にとても重要なのが「いつ食事を摂るのか」という食事時間のマネジメントです。機内食の時間を確認し、食事を摂る時間を現地時間に合わせてコントロールするため、あえて機内食の提供時間に食べないという選択もタイムマネジメントのためには重要となります。

普段の食生活に近い環境を機内や現地でもつくる

アスリートにとって機内食だけでは必要なエネルギーが不足している場合もあり、補食の持ち込みが必須。何を持ち込むかについてももちろんアドバイスしています。また、海外遠征の場合、日本から現地に持ち込めるものについては事前に確認をし、持ち込みに関してもアドバイスを行います。日本とは異なる食環境でいかに食べ慣れた安心できる食事を摂って試合に臨めるかが勝利への鍵となるのです。

海外出張・旅行の際にも実は使える豆知識

今回ご紹介した工夫は、着いたその日から仕事や旅行を楽しみたいといった方にも応用できます。現地での活動スケジュールに合わせた便で移動したり、現地時間に合わせて食事のタイミングをコントロールしたりすることで、時差ボケ対策に繋がります。是非実践してみてください。なお、お腹の弱い方は、現地に持ち込み可能な食べ慣れた携帯食を持参するのもオススメです。
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